子宮頚部異形成治療

当院では子宮頚部異形成に対する外来治療を行っております。

子宮頚部異形成とは

子宮頚部異形成

子宮頚部異形成は、子宮頚部の上皮に異形成が認められる状態です。正常とも言えない細胞が発生して増殖していくため、子宮頸がんの前がん状態にあたると言われます。日本においては、20~30歳代の方々に急増しているので、早めにチェックを受けることが大切です。

子宮頚部異形成となる主な原因としては、HPV(ヒトパピローマウイルス)持続感染との関連が指摘されています。HPVには180種類以上もの型が知られており、がん化しやすい危険なタイプのHPVであっても、異形成が生じるのは数パーセントに留まります。異形成のすべてががんに進行するわけではなく、程度が軽いものでは自然に治ることが知られています。その一方で徐々に進行し異形成の程度が進行していくこともあります。

子宮頚部異形成などが悪性化して起こる子宮頸がんは、初期段階で不正性器出血やおりものが増えたりすることが一部で見られるぐらいで、その他の症状はほとんどありません。そのために病態が悪化してから気づき、手遅れともなる場合もあります。子宮がん検診を定期的に受診し、子宮頚部異形成が明らかになった際には、子宮頸がんに進行させないための対策が重要となるのです。

子宮頚部異形成の段階

子宮頸部異形成は、異常の程度に応じて、軽度・中等度・高度の3つに分けられます。軽度異形成から段階的に進行し、中等度異形成、高度異形成・上皮内がんを経て、微小浸潤扁平上皮がん、浸潤がんへと拡大していきます。

子宮頚部異形成の検査

検査にあたっては、コルポスコープ(拡大鏡)下の組織診(生検)を行います。膣内に膣鏡を挿入し、薬液を用いて観察しやすくしてから、子宮頚部の状態を拡大鏡という専用の検査機器を用いて確認するのです。異形成があると推定される部位は色調の変化を呈しますのでこの部分から数mmの組織を切り取ります。切り取られた組織は病理検査(顕微鏡の検査)に提出し後日確定診断をお伝えします。検査自体に要する時間は5分程度ですが検査後に出血が多くなることがあるので当院では検査20-30分後にもう一度診察し止血確認をします。これらの検査を通じて子宮頚部異形成の進行状態などを把握し、必要な治療につなげていきます。

子宮頚部異形成の治療

子宮頚部異形成の段階が軽度や中等度の場合は、すぐに手術などを行わず、しばらく経過観察することが一般的です。軽度・中等度異形成では自然に軽快するケースも少なくないからです。多くの施設では軽度・中等度異形成に対しては数ヶ月おきの検査で経過観察にとどめます。また高度異形成・上皮内がんなどの場合は、子宮頚部を削り取る子宮頸部円錐切除術が勧められます。ともすれば軽度・中等度異形成であれば自然軽快するか、円錐切除術が必要な高度異形成になるのを待つまで検査を数か月おきに受けなければなりません。
そこで当院では下平式高周波凝固術を施行して軽度・中等度異形成に対する積極的な治療を行っています。高周波電流を起こしジュール熱を発生させて子宮頚部の病変部位を凝固壊死させます。その後に肉芽組織の発生を促していく治療をします。
治療方針について、じっくりと考えてから結論を出したいとお考えの患者さまは、主治医以外の医療機関でセカンドオピニオンを受け、十分に納得されたうえで治療を進めていくことをお勧めいたします。

NAO Ladies Clinic 直レディースクリニック
診療科目
婦人科
院長
竹村 直也
所在地
〒663-8233
 兵庫県西宮市津門川町13-14 O.M.Iビル 2・3F
電話番号
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アクセス
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診療時間
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